株式会社AskAt(本社:名古屋市、社長:古田 晃浩、以下当社)とAratana Therapeutics, Inc.(本社:米国カンザス州、CEO: Dr. Steven St. Peter、以下Aratana社)は、2月28日、動物薬領域において生産性の高い、画期的新薬の開発を目的とした、創薬イノベーションプラットフォームの構築による、動物薬領域における画期的新薬の開発を目的とした業務提携を行うことを発表いたしました。当社とAratana社は、当社が人の治療薬として開発している化合物群について、動物薬領域での研究開発を協働して進めてまいります。
更に、当社とAratana社は、疼痛、炎症などへの効果が期待される、EP4拮抗薬であるAAT-008の動物薬領域における世界的な開発販売権をAratana社へ許諾するライセンス契約を締結しました。本契約に基づき当社は、契約一時金、開発の進捗に応じたマイルストーン、販売後は売上に応じたロイヤリティと販売額の目標達成に応じたマイルストーンをAratana社から受け取ります。
当社の化合物群には、疼痛及び免疫系疾患への適用が期待されるCB2受容体作動薬、急性・慢性疼痛及び神経因性疼痛への適用が期待されるCOX-2拮抗薬、認知機能改善効果が期待される5-HT4作動薬が含まれます。
Aratana社のCEOである Dr. Steven St. Peterは、「AskAt社との提携により、私たちは動物薬領域でのイノベーション創出の中心的存在となることを確信しています。私たちはは、犬や猫において未だに治療法が見つかっていない疾患への医療ニーズに対し、新たな治療を提供することを目指します。」と述べております。
当社社長である古田晃浩は、「動物薬領域におけるイノベーションリーダーであるAratana社との提携の開始を喜ばしく思います。当社の化合物群はAratana社の戦略に合致しており、このなかから世界中の動物の健康を向上させる新たな治療薬が多数創出されることを期待しています。」と述べております。
【株式会社AskAt】
株式会社AskAtは、グローバル製薬企業において創薬研究開発に豊富な実績と経験を持つ経営者や研究者によって設立されたバイオベンチャーで、医薬品の研究開発及び医薬品・医薬候補品にかかわる知的財産の導出を主な事業としています。痛み、がん、自己免疫疾患、認知症、加齢黄斑変性の治療領域において複数の医薬品候補化合物を持ち、これらの病気で苦しんでいる患者さんに画期的な新薬を届けるために、製薬企業への導出を通じて新規医薬品の創生を目指しています。AskAt社の事業および候補化合物に関するお問い合わせはinfo@askat-inc.comにお願いいたします。
【Aratana Therapeutics, Inc.】
Aratana社は、動物薬、特に犬及び猫の治療薬の開発及び販売に特化した製薬企業です。ペット治療薬のパイオニアであるAratana社の使命は、動物薬における標準的治療の質を向上させる安全で効果の高い治療薬を届けることです。Aratana社は、獣医と協働して、ペット及びその飼い主のニーズを満たす新しい治療法を提供します。Aratana社のより詳しい情報につきましてはAratana社のホームページ(www.aratana.com)をご覧ください。