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AskAt社はArrys Therapeutics社と癌免疫における全世界を対象としたライセンス契約締結を発表しましたのでお知らせします。

2017/12/14

当社は、2017年12月14日、構造が異なる二つのEP4拮抗薬(AAT-007およびAAT-008)について、マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置くArrys Therapeutics (Arrys) 社に、中華人民共和国および台湾を除く全世界の権利をライセンスいたしました。

 

今回の契約では、AskAt社は総額12億ドルを超える、契約一時金、及び開発・販売に関わるマイルストーンペイメント(達成一時金)及び販売ロイヤリティーを受け取る権利を有します。

 

Arrys社は、OrbiMed社とAtlas Venture社によって癌免疫療法の開発を行うために新しく設立されたバイオベンチャー企業です。Arrys社のPresident&CEOであるIan Dukes氏は「EP4拮抗薬には、癌が様々な治療抵抗性を示す重要な要素となる、癌微小環境での免疫抑制を克服出来る魅力的な可能性があると信じています。」とコメントしています。

 

AAT-007とAAT-008は、肺癌、乳がん、大腸癌、胃癌、前立線癌、肝臓がん等を含む複数の癌動物モデルで強力な抗癌作用を示し、現在あるいは将来提供される様々な癌の治療法との併用療法には癌治療を画期的に改善することが期待されています。これらのEP4拮抗薬は前臨床薬理試験において、現在臨床応用されている癌免疫療法との併用で相乗的な抗癌作用を発揮することが確認されています。EP4拮抗薬は広範に癌の免疫系を活性化し、NK細胞や細胞障害性T細胞が癌を攻撃することを可能にします。AskAt社社長古田晃浩は「この契約によって当社のEP4拮抗薬は重要な新たな段階に進みました。当社は、これまでに積み重ねた多くの科学的なエビデンスによって、EP4拮抗薬が癌と戦う免疫反応における重要な治療法として患者様にお届けできることを期待しています。」とコメントしています。

 

AskAtについて

 

株式会社AskAt (askat-inc.com) は、グローバル製薬企業において創薬研究開発に豊富な実績と経験を持つ経営者や研究者によって設立されたバイオベンチャーで、医薬品の研究開発及び医薬品・医薬候補品にかかわる知的財産の導出を主な事業としております。痛み・癌・免疫疾患、認知症、加齢黄斑変性の治療領域において複数の医薬候補化合物を持ち、これらの領域で苦しんでいる患者さん達に画期的な新薬を届けるために、製薬企業への導出を通じて新規医薬品の創生を目指しております。

 

Arrys Therapeuticsについて

 

Arrys Therapeutics, Inc. (www.arrystherapeutics.com) は米国の投資会社OrbiMedとAtlas Ventureの投資によって癌免疫療法の開発を行うために設立された会社です。

 

OrbiMedについて

 

OrbiMedは140億ドルを超える資金を医療分野専門のみに投資し、この業界をリードする大手投資会社です。OrbiMedは新興企業から多国籍企業まで、全世界の医療企業に幅広く投資しています。OrbiMedの90人の社員は、プライベート・エクイティ・ファンド、パブリック・エクイティ・ファンド、ロイヤリティー/デット・ファンド、その他の投資商品を幅広く運用しています。OrbiMed (www.orbimed.com)は本社をニューヨーク市に置き、サンフランシスコ、上海、ムンバイ、ヘルズリヤ(イスラエル)にオフィスを構えています。

 

Atlas Ventureについて

 

Atlas Venture(www.atlasventure.com)は業界をリードするバイオテックベンチャー投資会社です。我々は、「良いことをして成功する」という目標を持って、1993年から革新的なバイオテック新興企業を立ち上げてきました。またインパクトの高いサイエンスを患者の為の医薬に変換するために優れた研究者と起業家ともに事業を進めています。創業資金を提供して企業を立ち上げるという戦略で、成長可能なビジネスや価値を創出できる、最も魅力的投資機会を厳密に選択し投資します。

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